GUIDE — CAMPAIGN TRACKING

自習室の集客効果を
どう測るか

チラシや広告に費用をかけても、そこから何人が入会したのかは分からないままになりがちです。 本ページでは、施策ごとの効果を数字で比べるために先に決めておくこと、費用と売上の数え方、見学予約と紹介制度を仕組みにするときのポイントを、表で整理しました。

1. 「どの施策で入会したか」が分からない理由

入会のときに「何で知りましたか」と聞くと、多くの方が「前を通って」「検索して」と答えます。実際にはチラシで名前を知り、あとで検索して来られた場合でも、本人が覚えているのは最後のきっかけだけです。

分からなくなる原因は、主に次の3つです。

原因起きること
入口が1つに
まとまっていない
チラシの電話番号、Googleマップ、Webサイトのフォーム、店頭。どこから来た方かを、あとから確かめる手段がありません
記録が人の記憶に
頼っている
見学の受付で聞き忘れると、その方の経路は残りません
入会したあとと
結びつかない
経路が分かっても、その方がどれだけ続けているかとは別の表で管理されていることがほとんどです

アンケートの答えを集計するより、入口の段階で「どこから来たか」が記録される形にしておくほうが、数字は安定します。

2. 測るために、先に決めておくこと

施策を始める前に、次の4つを決めておきます。あとから決めると、それまでの記録を分け直せません。

決めること中身
施策の単位「チラシ」とひとまとめにせず、「どの地域に・いつ・何枚配ったチラシか」の単位で分けます。比べたいものが、別々の施策として記録されているかを確認します
入口ごとの
リンク
チラシ・ポスター・Web広告・SNSのプロフィール・Googleマップ、それぞれに別のリンク(紙ならQRコード)を用意します。同じリンクを使い回すと、あとから分けられません
どこまでを数えるかリンクのクリック、LINEの友だち追加、見学の予約、入会。途中の段階も数えておくと、どこで止まっているかが分かります
受け皿リンクの行き先をLINEの友だち追加などの1か所にそろえると、その後の見学予約・入会まで同じ記録の上で追えます

印刷物のQRコードは、刷ったあとでは直せません。入稿の前に、実際にスマートフォンで読み取り、意図した入口として記録されるかを確かめておきます。

3. 費用の数え方

入会1人あたりにかかった費用(獲得単価。CPAとも呼びます)は、費用を入会人数で割って出します。差が出るのは、費用に何を入れるかです。

費用の種類含めるもの金額の出し方
実際に
払ったお金
印刷代、広告費、ポスティングなどの外注費、デザインの依頼費支払った金額をそのまま
自分たちの
手間
チラシを配った時間、SNSの投稿を作った時間時間×時給で金額にする

手間を入れずに計算すると、自分で配ったチラシは安く見え、外注した広告は高く見えます。そこで、次の2つの単価を並べておきます。

単価計算
実費だけの単価実際に払ったお金 ÷ 入会人数
手間も含めた単価(実際に払ったお金 + 時間×時給)÷ 入会人数

両方を並べておくと、続けるかどうかを決めるときに同じ条件で比べられます。

4. 入会のあとまで追う

入会人数だけで比べると、すぐに退会した方も、長く続けている方も同じ1人として数えられます。自習室の売上の柱は月額なので、施策の良し悪しは入会後の入金まで見て判断します。

見る数字中身・読み方
入金の累計その施策から入会した方が、これまでに支払った金額の合計
費用を
回収できたか
入金の累計が、施策にかかった費用を上回ったか
登録したが
支払いに進んで
いない方
この人数が多いときは、入口ではなく、登録したあとの案内に原因がある可能性があります

1人の方が複数の入口を通ることがあります(チラシで知り、あとで広告をタップした、など)。どの施策の成果として数えるかは「最初に通った入口」のように決めておき、途中で数え方を変えないようにします。

5. 見学を取りこぼさない

自習室の入会は、見学や体験を経ることが多く、ここで取りこぼすと、施策で集めた方がそのまま離れてしまいます。予約から入会までの流れごとに、次の点を整えておきます。

場面整えておくこと
予約の受付電話の受付だけでは、夜や休みの日に検討した方は予約に進めません。Webで空き枠を見て、そのまま予約できる形にしておきます
予約日の前日持ち物や予約の変更方法をお知らせします
来られなかった
とき
予約日に来店がなかった方には、改めて予約できることをお伝えします。来店した方・入会した方・予約を取り直した方には送らないようにしておきます
見学から入会へ見学のときに入力いただいた内容を、入会の手続きで入力し直さずに済むようにします

6. 紹介を仕組みにする

会員からの紹介は、通っている方の声が直接届くため、入会につながりやすい経路です。一方で口頭のやり取りに任せると、誰の紹介だったのか、特典を渡したのかが分からなくなります。

決めること中身
会員ごとの
紹介リンク
会員が自分専用のリンクを友人に送るだけで、誰からの紹介かが記録される形にします
特典を出す条件登録した時点ではなく、初回の支払いが確認できた時点で成立とする、など、条件を先に決めて会員にもお伝えしておきます
特典の金額1人あたりいくらにするかを決めます。入会1人あたりの広告費と比べると決めやすくなります
送ったかどうかの
記録
紹介した方・紹介された方のそれぞれに、いつ送ったかを残します。片方にだけ届いていない状態を見落とさないためです

7. 数字を見るときの注意

  • 件数が少ないうちは割合で比べない — 2人中1人の入会は50%ですが、次の1人で結果は大きく変わります。人数そのものも並べて見ます
  • 測れない入会もある — 店の前を通って入会した方、QRコードを使わずに検索して来られた方は、どの施策にも入りません。すべてを数えられる前提で判断しないようにします
  • 見直す時期を先に決める — 月額の入金で回収を見る場合、判断には数か月かかります。施策の期間と、いつ見直すかをあらかじめ決めておきます

8. 始める前のチェックリスト

集客の施策を始める前に、次の項目に答えられるかを確かめます。

  • 施策を「どの地域に・いつ・何枚」の単位で分けて記録できるか
  • 入口ごとに別のリンク(紙ならQRコード)を用意したか
  • 印刷物のQRコードを、入稿の前にスマートフォンで読み取って確かめたか
  • リンクの行き先を、LINEの友だち追加などの1か所にそろえたか
  • 費用に、実費だけでなく自分たちの手間(時間×時給)も入れて数えるか
  • 複数の入口を通った方を、どの施策の成果として数えるか決めたか
  • 見学をWebで、時間外も予約できるようにしたか
  • 紹介の特典を出す条件と金額を決めて、会員にお伝えしたか
  • 施策の期間と、いつ見直すかを決めたか

9. ManaDesk の場合

ManaDesk(マナデスク)では、集客の計測まわりを次の形で扱います。

項目ManaDesk での扱い
計測リンク施策ごとに計測リンク(QRコード)を発行し、クリック・LINEの友だち追加・入会の人数を集計
費用と獲得単価印刷・広告・外注・人件費を施策ごとに入力し、実費のみの獲得単価と、人件費を含めた獲得単価を表示
入金と回収その施策から入会した会員の入金の累計と、費用を回収できたかを表示。集計はCSVで書き出せます
見学予約LINEから24時間予約を受け付け、前日の案内と、来店がなかった方への案内を自動で送信。文面は自由に変えられます
紹介会員ごとの紹介リンクから入会すると、紹介した会員と自動で紐づけ。支払いが確認できた時点で紹介が成立し、特典の送付状況を管理できます

見学予約を含めた選び方の全体像は自習室の予約システムの選び方に整理しています。

集客の計測のご相談を承っています

いま行っている集客の施策と、見学から入会までの流れをお知らせいただければ、ManaDesk でどこまで数字で追えるかをご説明します。管理画面は、ご相談の際に実際の画面でご案内します。

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更新:2026年10月15日対象:自習室・学習スペースの運営事業者